いかに自分がその企業に入りたいかを表現する志望動機。履歴書の中で人事が最も注視している箇所と言っても過言ではありません。だからこそ志望動機は難しく、就活生を悩ませますよね。今回は、履歴書における志望動機の書き方をご紹介します。
基本構成は論文と同様
志望動機は論文やレポートと同様、序論、本論、結論のように順を追って書いていきます。
「私はこのような理由で御社を志望します(序論)。なぜならこのような経験をし、その中でこのように考えたからです(本論)。御社で働く中でこのような貢献をしていきたいと考えます(結論)。」という具合です。
この書き方で書くと、人事は最初に全体の大枠を掴み、具体例によってその裏付けを知り、入社した後この学生は何をしてくれるか、どのように取り組んでくれるか理解しやすくなります。もちろん他の書き方もあります。どの順で書くと最も効果的か、一度書いて読んでみると良いでしょう。
本論は具体的に
志望動機の中で最も文字数を使うのが本論です。ここで自分の志望理由を具体的かつ明確に説明し、その信頼性を高めなければなりません。
例えば「私はアルバイトで成長することが出来ました」と書くより、「食品関係のアルバイトで細かな気遣いを喜ばれた経験から、リピーターを増やすには日々の観察力が大切だと認識しました」と書いた方がより具体的で、どんな経験から何を学んだのか理解しやすいですよね。
面接官の「なぜ弊社に入社したいのか?」という疑問に対し具体例を用いて説明していく必要があるのです。
志望動機に盛り込む3つのポイント
分かりやすく具体的に記述する志望動機に盛り込むものは以下の3つです。
- その企業の志望動機
- 志望するきっかけとなった経験
- 入社後の展望
まず企業の志望動機を書く中で大切なのは他社と違う特徴を示すこと。次になぜその志望理由を持つに至ったか経験で裏付けること。最後に入社して何をしたいか明確にすることです。例えばそれらを合わせると次のようになります。
「貴社を志望した理由は、リピーターを重要視している姿勢に共感したからです(志望動機)。
私は食品関係のアルバイトで、リピーターを増やすには日々の観察力が大切だということ、リピーターが多く来店されると店は活気づき継続的に運営できることを知りました。貴社の、顧客が何を求めているか常に考え次回の来店に繋げている姿勢を知り、その一助になりたいと考えました(経験)。
私も顧客の求めるモノを常に捉え、『私』から商品を買ってくれるリピーターを増やしていきたいと考えます(展望)。」
良い志望動機の書き方
履歴書における志望動機の書き方でした。参考になりましたか?良い志望動機は、「なぜうちの会社に入りたいのか?」という面接官の疑問に明確に答えられているもの。ぜひ、何回も見直して、面接官の心に響く志望動機を完成させてくださいね。