自分を存分にアピールする履歴書の「長所」欄。自分という人間を知ってもらい、企業に来てほしいと思ってもらえるよう、効果的な文章を書きたいものですよね。今回はそんな履歴書における長所の書き方についてご紹介します。
長所を発見する
まず長所を書くためには自分の長所を把握しなければなりません。自分で何が得意か考えてもいいですし、逆に不得意なものから類推していくことも出来ます。
これまでの自分への評価を参考にしたり、友人や両親などに聞いてみたりという方法もあります。
また就活サイトでは自己分析・性格診断・適職診断など長所を教えてくれるページもあるので参考になります。リクナビではSPI性格診断を受けることが出来るので、長所が分からないという人は一度受けてみると良いでしょう。
長所を決定する
次に、長所として何を書くか決定しましょう。ここで決める長所は、何でも良いというわけではありません。企業が求める人物像に則って書かなければ、企業は欲しいとは思えません。
「周囲と協働して物事をやり遂げる人」を募集している企業に「私は自分の中で独自に問題を発見し解決することが出来ます」とアピールしても、何だかズレている感じがしますよね。
企業が求める人物像に無理やり変えるのはおすすめできないので、いくつかある自分の長所の中で、最も求める人物像と適しているものを選択するようにしましょう。
エピソードを考える
長所が決まった後は、それを裏付ける自分のエピソードを考えます。エピソードは「匿名でネットに載せても自分だと特定される」くらい具体的に記述した方が良いです。
「海外留学なんてしてないし、サークルもアルバイトもしてない!」なんていう方も大丈夫です。日々の勉学への取り組み方や、友人付き合いなど、どのようなエピソードでも構いません。
人事がその長所についてより具体的にイメージできるエピソード、あなたの人柄が垣間見えるエピソードを考え、最も良いものを一つだけ記載するようにします。
エピソードをいくつも書いてしまうと、内容を掘り下げられないだけでなく、煩雑な印象を与えます。1長所と1エピソードのみで書くようにしましょう。
長所の欄で自分をアピール
履歴書の「長所」欄の書き方、参考になりましたか?長所というと大きなことを書かなければいけないと思いがちですが、そんなことはありません。自分の持ち味と企業の求める人物像とを擦り合わせ、効果的に自分をアピールしていってくださいね。