現在、保育園や幼稚園に入ることが出来ない待機児童が、都市部を中心に多くなっています。
ですから、保育士は、非常に需要がある職種です。
ただ、保育士になるために就活を行う時期は、他の業種とはかなり異なっています。
ですから、いつから就活を始めればいいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、保育士になるためにはいつから就活を始めるべきなのか、解説します。
求人が出される時期
一般的に、保育士募集の求人が出されるのは、他の学生が就活を始めた翌年の1月から3月に集中しています。
つまり、二か月という3か月という非常に短い期間で、内定を勝ち取らなくてはならないのです。
ですが、本気で保育士になりたいと思ったら、やはり早めに動き始めた方が有利になります。
特に、勤めたいと考えている園がある場合は、早めに就活を始めた方がいいのです。
では、具体的に、いつから、どんなことをするべきなのでしょうか。
夏休みを利用したアルバイト
行きたい園、気になる園がある場合は、自分から接触的に園側に働きかけを行うことが大切です。
まずは夏休みに入る前、可能なら春頃に、履歴書を持参して園に直接出向き、夏季休暇を利用してアルバイトしたい旨を伝えましょう。
必ずアルバイトができるわけではありませんが、熱意が伝われば、アルバイトの空きがある場合、優先的に連絡してもらえます。
夏休みは、夏季休暇で欠勤される先生が多いため、アルバイトの需要があり、仕事内容も出勤されている先生の補佐がメインになります。
ですから、子供たちとの交流が図れますし、仕事内容を覚えるのにも、職場環境を知るのにも役立ちます。
更に、子供たちに顔を覚えてもらうことが出来ます。
保育園のバイトは、延長保育の時間のみ子供たちのお世話をする短時間のものと、朝から夕方までの長時間の二つのタイプがありますが、いずれも子供たちのことを知ることが出来ますので、就活に有利になります。
というのも、園側も全く面識のない人を雇うよりも、子供たちのことを少しでも知っている人物の方が、子供たちを安心して任せることが出来るので、その園でアルバイト経験のある人が、優先的に採用してもらえるのです。
また、アルバイトをしていた園から、就職面接を受けに来ないかと誘いが来る場合もあるので、夏のアルバイトは外せません。
市役所に履歴書を持って行く
こちらは時期はあまり問題になりませんが、市役所に履歴書を持って行くと、保育士の仕事を探している人として、登録してもらえるシステムがありますので、これも活用しましょう。
公立保育園の臨時アルバイトなどの声掛けがそのリストをもとに行われることがありますので、夏休みくらいまでには登録しておくのが理想です。
また、夏休みのバイトをしない場合でも、就活を始める1月~3月までには登録しておきましょう。
このシステムは転職にも使えるシステムですし、万が一就活時期に就職先が決まらなかった場合も、このシステムを利用して就活を続けてみてくださいね。
効率よく就活をしよう!
保育士の新卒採用の求人は、学校側に直接送られてくるものが多いので、そちらを利用する場合は1月頃から、もっと確実な就活を目指すなら、夏休みのバイトを利用するのが、最も効率的な保育士の就活方法です。
これを参考に、実りある就職活動をしてくださいね。